箱根強羅温泉にブックホテル「箱根本箱」 2018春オープン

都会の喧噪を離れて、普段とは異なるゆったりとした時間を過ごしたい。首都圏から近い日帰り温泉も良いけど、どうせなら宿泊つきで…そんな現代人の欲求に対して、新しく温泉+読書というスタイルの提案が登場しました。

箱根強羅温泉にできる蔵書2万冊のブックホテル


先頃プレスリリースが出されたのは、2018年春に開業予定という箱根強羅温泉の温泉施設、「箱根本箱」。日本出版販売株式会社(日版)が箱根に所有する同社の保養施設「あしかり」を全面リノベーションして、本とのふれ合いをテーマとした一般開放施設へと変えオープンする予定であるそうです。施設はレストランやカフェ、コワーキングスペースなどからなり、もちろん宿泊も可能。特に宿泊者は書斎をテーマとしてデザインされた温泉露天風呂つき客室に、1泊朝食付19000円から宿泊することが可能になるようです。

読書もまた体験を求めて出かけるコンテンツに


この「箱根本箱」。施設の総合的なデザインを担当するのは、新潟県南魚沼市の大沢山温泉に「里山十帖」というライフスタイル提案型施設をオープンした、株式会社自遊人であるそうです(「自遊人」というそのものの名前の雑誌を発行する会社としても有名ですね)。「里山十帖」は2014年にグッドデザイン賞を受賞した、温泉旅行に来た宿泊者が農業をはじめとした里山体験もできる施設。本なんて都会、田舎に関わらずどこでも読むことが出来るのではないかという疑問も浮かぶのですが、あながち現代人にとってはそうでもなく、読書以外の誘惑の多い都会から強制的に隔絶された場所で、何物にも遮られない環境で体験しにいくコンテンツに変容しつつあるのかもしれません。そうしたゆったりとした体験に、箱根の温泉もついてくるとしたらなおさら満足ですね。
源泉は強羅温泉と大湧谷温泉からそれぞれ引いてきて、掛け流しで提供されるようです(インプレスグループ「ネタとぴ」取材記事)。施設の性格上大人しい利用者が多いでしょうから、お湯の評判次第によっては本に興味が無くても穴場宿として楽しめるかも。大いに期待したいところです。
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割引企画がとってもお得♪鶴巻温泉弘法の里湯

「会社終わったら温泉につかりに行きたい!」大都会東京周辺に勤めているサラリーマン・OLがしばしば夢想しがちなことです。そういった需要が大きいため、いま都内にはたくさんの温泉施設ができています。
ただ、私もそういう温泉施設に行ったことがあるのですが、どうしても都会に居る感を脱しきれないというか、一緒の湯船につかっている人達もどことなく都会時間?というべきか。結局入浴料として結構な額を払ったわりに、全然羽根を伸ばせずに翌日の勤務を迎える…ということになりがちなのですよね。どこか近場にアクセスが良くてほどよく田舎の温泉施設は無いのでしょうか?

小田急小田原線鶴巻温泉駅徒歩2分 弘法の里湯


そこでオススメしたいのが、小田急小田原線鶴巻温泉駅から徒歩2分の所にある公衆温泉施設、弘法の里湯です。まず前提として、この鶴巻温泉駅まで新宿発で片道ジャスト1時間(ただし快速で乗り換えなし)くらいかかるので、退社時間が20:00くらいになってしまう日は諦めてください(最終入場時間20:30)。
施設は2つの源泉を利用した正真正銘の天然温泉で、駅名に温泉の文字がついていることからも分かるように、温泉地としてそれなりに歴史があるところです。
駅を下りると、大きなマンションが建っていて完全な観光地ではないのですが、山が近くに見えるなど田舎感が垣間見えます。なにより、人が慌ただしくないというところが一番重要です。

温泉の性質と施設の内容


天然温泉の源泉は弱アルカリ性のカルシウム・ナトリウム塩化物泉で、ぬるめの源泉を加温して浴槽に回しています。湯温も入り易い低めになっていますが、温泉成分のおかげで湯冷めしにくく、人を選ばず楽しめるお湯であると言えるでしょう。
浴場は石造りの"山湯"と檜作りの"里湯"があり、男湯と女湯が日替わりになっています。どちらの浴場にも露天風呂がついており、半田舎的な空気を浴びながら気持ちよく入浴できます。
食事は大広間で簡単な軽食がとれる他、蕎麦屋が施設内にありこちらは結構本格的でメニューも充実しています。駅周辺にも飲食店がちらほらありますが、こちらは個人的にはまだ美味しいところを見つけられていません。

平日夜の割引料金なら600円


この都会からほどよく離れてアクセスの良い鶴巻温泉弘法の里湯ですが、基本入浴料は平日800円、休祝日は1000円となっています。これに平日高齢者割引や、平日市内在住者・通勤者割引といった特別割引があるのですが、嬉しいのは平日19:30以降の入館であれば、200円の割引がつくということ。つまりちょうど退社後その足で弘法の里湯に向かえば、600円で天然温泉に入れる可能性があるということですね。この値段は交通費にかかる分を差し引いても(新宿からだと片道590円)充分魅力的にうつります。小田急線沿いに住んでいたり、勤務地がある場合にはさらに安く退社後温泉を実現できます!

都会から温泉地に向かう方法として小田急線というのは盲点になりがちですが、鶴巻温泉の弘法の里湯であれば新宿始発で座って、駅から2分歩いて温泉。帰りは退勤ラッシュとは逆方向という強みがあります。週の中日くらいに"温泉日"を作って温泉を堪能しに行くようにすると、メリハリがついて楽しく仕事が続けられるかも♪
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「湯もみ」に科学的効果はあるのか

アツアツの源泉を浴槽に満たして、10人くらいの女性が唄を歌いながら六尺板でかきまぜる。テレビの温泉特集で見たことある方もいるかもしれません。この不思議な風習を湯もみと言って、群馬県草津温泉では湯もみの実演が観光の目玉となっています。

「湯もみ」の歴史と何故行われるのか


この湯もみという風習は、最初から観光客向けの見せ物として始まったわけではありません。そもそもは源泉の温度が50〜90度ととても高温である草津温泉において、浴槽のお湯を入浴できる温度まで下げるという意図があって、空気を混ぜ込んで撹拌する湯もみが行われるようになりました。温度を下げるには源泉を水で薄めればよいのではないかと思いつくかもしれませんが、草津温泉は古来より湯治のメッカ。折角の源泉の効果を水で薄めるなどもってのほかだったのです。ある意味で、今日まで残る源泉掛け流し信仰の発祥とも言えるかもしれません。

「湯もみ」が何故草津温泉の名物になったのか


ただ、この湯もみが他の湯治用温泉であまり表に出ず、草津温泉の目玉としてばかり語られるのは、もう一つの歴史的理由があります。それは明治時代から草津温泉がらい病(ハンセン病)治療に効果があるとして、らい病治療専門街(下町)が造られるほど集団湯治の引受先となったからです。このとき、大量の湯治者を温泉設備でさばく方法として、集団入浴のルールを決めた時間浴という慣習が出来上がります。これは湯治者自身による湯もみと号令による入浴時間を決めた一斉入浴がセットになったもので、このサイクルを4回繰り返します。浴槽の両脇に隙間無くならんで湯をかきまぜる草津温泉の湯もみのスタイルは、こうしてできあがっていったわけです。

「湯もみ」の科学的効果は?


この湯もみの効果として、草津温泉の湯もみを紹介する雑誌やホームページなどの文章を見ると、湯温を下げて湯をやわらげるといったような表現で書いてあったりします。湯温が下がることは勿論科学的に見て間違いないのですが、湯をやわらげるという部分について、湯温の低下とは別にあたかも湯の性質が軟らかくなるかのように書いている表現も見かけます。
温泉水の硬度で硬い軟らかいの違いというものがありますが、この場合含まれている金属イオンの成分が多いほど硬水、すなわち硬いお湯となります。湯もみによってこの硬度が変化するといった効果は考えられませんので、おそらく"湯温を下げて湯をやわらげる"という部分が伝言ゲームで2つの効果があるかのように伝わってしまっているのでしょう。実際は、湯がやわらいで感じられるのは湯温が下がったからであり、科学的裏付けのある効果は湯温の低下の部分のみとなります。

「湯もみ」の実演を見学・体験しよう


草津温泉の湯もみは、現在「熱乃湯」という施設で毎日見学が出来るようになっています。1日6回の公演で、見学料は大人600円となっています。また、公演が行われない11:30から14:00までの間には、250円の料金で湯もみ体験ができるようになっています(ただしこちらは基本的に土日祝のみ)。
時間浴における湯もみの効能には、身体を動かすことで入浴前に身体を温め汗をかくというものもありますので、湯もみを自分自身で体験した上で草津温泉に入ればより伝統的な入浴法に近付くと言えるかもしれませんね。
熱乃湯のすぐ真横にある旅館


こちらは真後ろにあるホテル。どちらも湯畑を見下ろせる立地です

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温泉マーク存続で胸をなで下ろした?温泉Watch

今回は何の役にも立たない記事です、とあらかじめ断りを入れておいて。

温泉マーク廃止問題の意外な被害者?


丸い囲みに湯気が三本立ったシンプルな温泉マーク(♨️)の廃止が一度検討されたけれども、各方面からの要望あって正式に存続が決定した、というニュースを、2記事程にわたって取り扱いました。

使用続行となる温泉マークと、発祥地をうたう磯部温泉


温泉マーク廃止問題のもう一つの意味 サカサクラゲ?

最初の記事の中で、現行の温泉マークがなくなってしまうと困る方々ということで温泉マーク発祥地をうたう磯部温泉を紹介しましたが、それ以外にも温泉マークがなくなってしまうと困る方々が存在したようです。

Apple Watchじゃない 温泉Watch?


米Apple社の腕時計、Apple Watchは世界的に有名なプロダクトです。このApple Watchですが、各種広告の中では最初のAppleの部分を絵文字にして、"WATCH"という書き方で商品を表していることがあります。


この絵文字+WATCHの商品名と、シンプルデザインの広告を(おそらく)真似てできたプロダクトが、"♨️WATCH"。温泉ウオッチと読むこのジョークプロダクトですが、デザインはさらに冗談っぽく、温泉や銭湯で誰もが身につけたことのあるロッカーのカギを模しているのです。


お値段は、コピー元の100分の1以下(324円)。機能は本家の何分の1なのか…7セグで現在時刻を表示するしか機能が無さそうですね。
温泉ウォッチを製造しているのは、"コップのフチ子"というコップのフチに引っ掛けるマスコットを製造している株式会社奇譚クラブという会社です。Apple社に訴えられないか心配ですが…とにかく温泉マークが存続してくれなかったら、♨️WATCHの名前を諦めなければならなかったかもしれません。
温泉マーク廃止問題の各方面への影響を調べていて、こんなジョークプロダクトがあるんだと、勉強になりました(笑)。温泉マニアの間に流行って、スターバックスのMacのようにこれをつけて温泉に入ってないと恥ずかしいというほどの製品になりませんかね。防水、おそらくついてなさそうですけれども(笑)。
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温泉マーク廃止問題のもう一つの意味 サカサクラゲ?

前回のポストでは、2020年の東京オリンピック開催を前に伝統的な温泉マーク(♨️)が存亡の危機に瀕していた…けれども、廃止見送りになった!という話をしました。

使用続行となった温泉マークと、発祥地をうたう磯部温泉


その中で現行の温泉マークが廃止されそうになった理由を、外国人から見たら温かい食べ物(Hot Meal)の提供場所に見えるから、という風に説明いたしました。この見解は、経済産業省の公報ページで今回の改正理由として書かれていたとともに、温泉マーク問題を扱った多くのテレビ番組で実際に外国人にマークを見せた際の反応から、番組中で結論づけていたものです。

温泉マーク廃止問題 実は意外な背景が…


でもそうしたテレビ番組のインタビューに出てくる外国人は、決まって白人、ないし東南アジアの国々の人でした。一方、いくつかの番組で国籍別の現行温泉マーク理解度グラフを出していましたが、韓国の人の温泉マーク理解度が高く、その理由を韓国でも同じ温泉マークが使われているため、と説明していました。それならば、韓国の人を捕まえてインタビューに答えてもらえば、正解を導き出してくれるのでは?むしろ韓国の人にも理解されるのならば、現行の温泉マークを国際的な標準とする運動を起こせば良いのでは?
しかし、そう簡単に事が終わらない、意外な背景がそこにはあったのです。

温泉マークの別名、サカサクラゲ


皆さんは「サカサクラゲ」という言葉を知っていますでしょうか?クラゲの一種…実はそれも正解です。サカサクラゲは熱帯に棲息するクラゲの一種で、科名にもなっています。
でももう一つの意味。それが温泉マークを呼ぶ呼び方で、実際♨️のマークはクラゲが逆さまになって浮いている様子に似ています。そして、このマークを素直に温泉マークと呼ばずにサカサクラゲというのは、言外の意味があるからです。
実は昭和の時代の日本では、連れ込み宿、いわゆるラブホテルがこの温泉マークを掲げて営業内容を表示していました。宿内に温泉があるなしに関わらず、この湯気が三本立ったマークを使っていたのです。そしてそのマークを表す隠語として、サカサクラゲという呼び方が広まっていったのです。
温泉マークを連れ込み宿の表示として使う風習は、温泉旅館組合の反発等も受けて各地で規制され、現在では古い建物の看板等でしかお目にかかる事はなくなりました。けれども韓国や台湾といった戦前戦後日本文化の影響の大きかった国では、温泉マークを温泉の湧いていない宿泊施設、連れ込み宿的性質のある宿泊施設などの表示に使う例が、いまだ残っているのです。

温泉マーク存続問題は、韓国での法改正を受けてのもの?


ちなみに韓国では、この温泉マークが大日本帝国支配時代の残滓である事もあり、新しい温泉マークへの切り替えが2008年に施行されました。けれども対象となるのは、実際に温泉が利用できる施設のみ…ということで、かえって♨️のマークが温泉とは無関係の宿泊施設をはっきり表すマークとして残ってしまったのです。
そのような事実をふまえると、今回東京オリンピック前に温泉マークの見直しが議論された背景というのは、外国人にわかりにくいからという曖昧な理由ではなく、韓国でこのマークが別の意匠として使われ、ちょっと淫靡な意味すら持ってしまうから、というものだったのではないでしょうか。
温泉マークの全く同じ図像が韓国や台湾で使われているというのは、大日本帝国統治時代という少し後ろ暗い事実を想起させますし、そもそもサカサクラゲと呼ばれて連れ込み宿の表示に使われていた時代に触れるのは、経済産業省も避けたいところがあったのでしょう。だからと言って存続問題の本質を表に出さずに、ヒアリングは終了、温泉マークは国民の皆様の意見により存続が決定!と問題を締めてしまうのも、いかがなものでしょうかね。
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Author:FC2USER473085RAN
温泉が好きな国内旅行マニアです。色々な温泉に入るうちに、温泉のことをもっと知りたいと思うようになってきました。気になる美容・健康との関係についても調査しちゃいます!

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